三浦綾子さんの「塩狩峠」を読んで、感銘を受けた方は多いのではないでしょうか。この作品は、実際にあったできごとをもとに描かれています。
1909年(明治42年)2月28日、旧国鉄宗谷本線塩狩峠頂上付近で、名寄発旭川行きの4両編成の列車の連結器が外れます。乗客22人を乗せた4両目だけが急斜面を逆送!乗り合わせた鉄道員の長野政雄さん(当時29歳)が、線路に身を投げ出し列車を止めました。
今年は、そのできごとからちょうど100年目になります。今月の27、28日に、上川支庁和寒町の「塩狩峠記念館」などで、殉職した鉄道員長野政雄さんを追悼する「塩狩峠100年メモリアルフェスタ」が開かれます。新たに発見された、当日長野さんが持っていたと思われる血のりのついた聖書も初公開されます。
人から「オススメの本は?」と聞かれたとき、必ずといっていいほどこの作品を含めます。私にとっては、とても印象深い作品です。他人のために自分の身を犠牲にするという行いに、強い衝撃を受けました。もし読んでいない方がいたら、ぜひこの機会に読んでみませんか?必ず深い感銘を受けると思います。オススメです(#^_^#)